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平成18年 3月定例会−03月02日-01号

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  1. 八代市議会 2006-03-02
    平成18年 3月定例会−03月02日-01号


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    最終取得日: 2021-09-15
    平成18年 3月定例会−03月02日-01号平成18年 3月定例会         ─────────────────────────────────                   主  要  目  次         1.市長提出案件92件・説明………………………………………………9          ※先議案件1件・採決……………………………………………………22         ─────────────────────────────────             平成18年3月八代市議会定例会会議録(第1号) ・平成18年3月2日(木曜日)            ───────────────────────── ・議事日程(第1号)                           平成18年3月2日(木曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 議案第1号・平成17年度八代市、千丁町排水処理組合決算  第 3 議案第2号・平成17年度八代市一般会計補正予算・第4号  第 4 議案第3号・平成17年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第1号  第 5 議案第4号・平成17年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第2号  第 6 議案第5号・平成18年度八代市一般会計予算  第 7 議案第6号・平成18年度八代市国民健康保険特別会計予算  第 8 議案第7号・平成18年度八代市老人保健医療特別会計予算
     第 9 議案第8号・平成18年度八代市介護保険特別会計予算  第10 議案第9号・平成18年度八代市八代圏域介護認定審査事業特別会計予算  第11 議案第10号・平成18年度八代市公共下水道事業特別会計予算  第12 議案第11号・平成18年度八代市簡易水道事業特別会計予算  第13 議案第12号・平成18年度八代市交通災害共済事業特別会計予算  第14 議案第13号・平成18年度八代市日奈久温泉施設特別会計予算  第15 議案第14号・平成18年度八代市農業集落排水処理施設事業特別会計予算  第16 議案第15号・平成18年度八代市浄化槽市町村整備推進事業特別会計予算  第17 議案第16号・平成18年度八代市ケーブルテレビ事業特別会計予算  第18 議案第17号・平成18年度八代市診療所特別会計予算  第19 議案第18号・平成18年度八代市久連子財産特別会計予算  第20 議案第19号・平成18年度八代市椎原財産区特別会計予算  第21 議案第20号・平成18年度八代市水道事業会計予算  第22 議案第21号・平成18年度八代市病院事業会計予算  第23 議案第22号・専決処分の報告及びその承認について  第24 議案第23号・専決処分の報告及びその承認について  第25 議案第24号・指定管理者の指定について  第26 議案第25号・指定管理者の指定について  第27 議案第26号・指定管理者の指定について  第28 議案第27号・指定管理者の指定について  第29 議案第28号・指定管理者の指定について  第30 議案第29号・指定管理者の指定について  第31 議案第30号・指定管理者の指定について  第32 議案第31号・指定管理者の指定について  第33 議案第32号・指定管理者の指定について  第34 議案第33号・指定管理者の指定について  第35 議案第34号・指定管理者の指定について  第36 議案第35号・指定管理者の指定について  第37 議案第36号・指定管理者の指定について  第38 議案第37号・指定管理者の指定について  第39 議案第38号・指定管理者の指定について  第40 議案第39号・指定管理者の指定について  第41 議案第40号・指定管理者の指定について  第42 議案第41号・指定管理者の指定について  第43 議案第42号・指定管理者の指定について  第44 議案第43号・指定管理者の指定について  第45 議案第44号・指定管理者の指定について  第46 議案第45号・指定管理者の指定について  第47 議案第46号・指定管理者の指定について  第48 議案第47号・指定管理者の指定について  第49 議案第48号・指定管理者の指定について  第50 議案第49号・指定管理者の指定について  第51 議案第50号・指定管理者の指定について  第52 議案第51号・八代市過疎地域自立促進計画の策定について  第53 議案第52号・深水辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について  第54 議案第53号・辻辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について  第55 議案第54号・熊本県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び規約の一部変更について  第56 議案第55号・市道路線の廃止について  第57 議案第56号・訴えの提起について  第58 議案第57号・訴えの提起について  第59 議案第58号・訴えの提起について  第60 議案第59号・訴えの提起について  第61 議案第60号・訴えの提起について  第62 議案第61号・訴えの提起について  第63 議案第62号・訴えの提起について  第64 議案第63号・訴えの提起について  第65 議案第64号・訴えの提起について  第66 議案第65号・契約の変更について  第67 議案第66号・八代生活環境事務組合規約の一部変更について  第68 議案第67号・八代市助役定数条例の制定について  第69 議案第68号・八代市長等の給与の特例に関する条例の制定について  第70 議案第69号・八代市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第71 議案第70号・八代市職員退職手当支給条例の一部改正について  第72 議案第71号・八代市職員等の旅費に関する条例の一部改正について  第73 議案第72号・組織機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について  第74 議案第73号・八代市国民保護協議会条例の制定について  第75 議案第74号・八代市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定について  第76 議案第75号・泉村区長設置条例の廃止について  第77 議案第76号・八代市営駐輪場条例の制定について  第78 議案第77号・八代市交通災害共済条例及び鏡町町民交通災害共済条例の廃止について  第79 議案第78号・坂本村交通指導員設置条例等の廃止について  第80 議案第79号・八代市都市計画下水道事業八代処理区)区域外流入受益者分担金条例の制定について  第81 議案第80号・八代市下水道条例の一部改正について  第82 議案第81号・八代市斎場条例の一部改正について  第83 議案第82号・八代市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正について  第84 議案第83号・八代市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の制定について  第85 議案第84号・八代市泉地域福祉センター条例の一部改正について  第86 議案第85号・八代市五家荘デイサービスセンター条例の一部改正について  第87 議案第86号・八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正について  第88 議案第87号・八代市介護保険条例の一部改正について  第89 議案第88号・八代市国民健康保険税条例の一部改正について  第90 議案第89号・八代市立小学校設置条例及び八代市社会教育センター条例の一部改正について  第91 議案第90号・サンライフ八代条例の一部改正について  第92 議案第91号・八代市企業振興促進条例の一部改正について  第93 議案第92号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について            ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13
     1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.日程第26  1.日程第27  1.日程第28  1.日程第29  1.日程第30  1.日程第31  1.日程第32  1.日程第33  1.日程第34  1.日程第35  1.日程第36  1.日程第37  1.日程第38  1.日程第39  1.日程第40  1.日程第41  1.日程第42  1.日程第43  1.日程第44  1.日程第45  1.日程第46  1.日程第47  1.日程第48  1.日程第49  1.日程第50  1.日程第51  1.日程第52  1.日程第53  1.日程第54  1.日程第55  1.日程第56  1.日程第57  1.日程第58  1.日程第59  1.日程第60  1.日程第61  1.日程第62  1.日程第63  1.日程第64  1.日程第65  1.日程第66  1.日程第67  1.日程第68  1.日程第69  1.日程第70  1.日程第71  1.日程第72  1.日程第73  1.日程第74  1.日程第75  1.日程第76  1.日程第77  1.日程第78  1.日程第79  1.日程第80  1.日程第81  1.日程第82  1.日程第83  1.日程第84  1.日程第85  1.日程第86  1.日程第87  1.日程第88  1.日程第89  1.日程第90  1.日程第91  1.日程第92  1.日程第93  1.休会の件(3月3日、及び同6日から同7日まで)            ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(34人)      1 番 山 本 幸 廣 君       2 番 清 水   弘 君      3 番 島 田 正 道 君       4 番 成 松 由紀夫 君      5 番 鈴木田 幸 一 君       6 番 村 上 光 則 君      7 番 田 方 芳 信 君       8 番 増 田 一 喜 君      9 番 福 嶋 安 徳 君      10 番 渡 辺 俊 雄 君     11 番 片 山   篤 君      12 番 友 枝 和 明 君     13 番 太江田   茂 君      14 番 古 嶋 津 義 君     15 番 百 田   隆 君      16 番 上 村 哲 三 君     17 番 藤 井 次 男 君      18 番 松 浦 輝 幸 君     19 番 橋 本 幸 一 君      20 番 中 村 和 美 君     21 番 笹 本 サエ子 君      22 番 田 中   安 君     23 番 小 薗 純 一 君      24 番 前 田   慧 君     25 番 太 田 広 則 君      26 番 飛 石 順 子 君     27 番 亀 田 英 雄 君      28 番 木 田 哲 次 君     29 番 幸 村 香代子 君      30 番 堀 口   晃 君     31 番 矢 本 善 彦 君      32 番 大 倉 裕 一 君
        33 番 田 中   茂 君      34 番 竹 田 誠 也 君 (2)欠席議員(なし)            ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1) 長                 (2) 収入役    市長        坂田孝志君       収入役       高橋 一君     助役        片岡楯夫君     (3) 教育委員会     総合調整室長   小笠原亨君       委員長       馬淵睦揮君     行政管理部長   西村壽美雄君       教育長       増田國夫君      理事兼秘書課長 古閑憲一君        教育次長     高浪智之君     企画財政部長   江崎眞通君          教育総務課長  丁畑ひで子君      財政課長    山田 忍君     (4) 農業委員会     市民環境部長   坂田憲治君       会長        川口健次郎君     健康福祉部長福祉事務所長      (5) 選挙管理委員会              橋口邦憲君       委員長       上村正勝君     産業振興部長   山中健二君     (6) 公平委員会     建設部長     高木 繁君       委員長       田邊 太君                        (7) 監査委員                          委員        福嶋達期君            ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名    事務局長      松山俊哉君       次長        桑崎雅介君    副主幹兼総務係長  永原博英君       議事調査係長    丸山尊司君    主任        正山茂文君       主任        竹岡雅治君    主任        松川由美君       主任        松永美由紀君    主事        豊田恵美子君            ─────────────────────────                  (午前10時17分 開会) ○議長(山本幸廣君) これより平成18年3月定例会を開会いたします。            ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(山本幸廣君) 諸般の報告をいたします。  本日、市長から議案92件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。            ───────────────────────── ○議長(山本幸廣君) これより本日の会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1 ○議長(山本幸廣君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(山本幸廣君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から3月24日までの23日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── △日程第2〜93 ○議長(山本幸廣君) 日程第2から日程第93まで、すなわち議案第1号から同第92号までの議案92件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長坂田孝志君。                  (市長坂田孝志君 登壇) ◎市長(坂田孝志君) 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  まず初めに、このたびの秋篠宮紀子様の御懐妊を、市民の皆様とともに心からお祝いを申し上げます。  さて、平成18年度予算案など、提案しております諸議案の審議をお願いするに当たりまして、市政運営に対する私の所信の一端を申し述べ、市議会並びに市民各位のなお一層の御協力をお願い申し上げたいと存じます。  最近の我が国の経済の動向を見ますと、その先行きについては、国内民間需要が確実に増加していることから、景気回復が続くと見込まれる一方で、原油価格の動向が内外経済に与える影響もあり、特に地方では、個人消費の伸び悩みや厳しい雇用情勢、あるいは少子高齢化の進展、高度情報化、団塊の世代が大量に退職を始める、いわゆる2007年問題への適切な対応、さらには国・地方を通じた厳しい財政状況など、多くの課題に直面いたしております。  政治、経済、社会の基本的なシステムの面でも、戦後60年を過ぎ、これまでは着実な人口増加を背景に、有効に機能していた諸制度が十分に機能しなくなりつつある状況にあります。  行政の分野におきましても、中央集権的な行政システムから、自己決定、自己責任の原則のもと、地方公共団体が住民に最も身近な自治体として、その創意と工夫によって、住民の皆様の視点に立った行政を執行する、いわゆる地方分権的行政システムに向けて大きく動いてきております。  こうした中、最終的な地方のあり方を見据え、地方みずからがしっかりした行財政基盤を確立し、地域の個性や特性を踏まえながら、地域ニーズを的確にとらえた政策を展開していくことが、今まさに求められております。そして、真に地方の自主自立につながる地域社会づくりを強めていかなければならないと考えているところでございます。  市長に就任し、新年度を迎えるに当たり、まず、喫緊の課題であります産業の振興を図ることを目的とし、本年4月に、産業振興部企画財政部を中心とする再編を行い、より効率的な組織運営を目指した組織機構の見直しを行うこととしております。  その主な内容としましては、総合調整室行政管理部企画財政部の3部を、総務部、企画振興部の2部に再編し、内部管理事務の集約化を図るとともに、産業振興部商工観光部農林水産部の2部に分割し、あわせて、商工観光部内に、企業誘致を推進するために企業誘致課を新設することとしております。  また、企業誘致をより積極的に進めるため企業振興促進条例を改正し、市内に新たに工場等を新設する事業者、特に自動車及びその製造関連産業の事業者に対しての奨励措置を充実させるとともに、内陸型の工業団地などの受け皿づくりも並行して進めていきたいと考えております。  さらに、昨年、一昨年と相次いで大型のショッピングセンターが出店し、中心市街地の核となっていた八代サティが1月末で閉店するなど、中心市街地、特に中心商店街を取り巻く状況は深刻であり、中心市街地の活性化は喫緊の課題と認識いたしております。このため、元気が出る産業活性化支援事業補助金による商工業者等を支援するとともに、中心市街地活性化基本計画の見直しを早急に行い、実効性の高い計画を策定して、国・県の支援を受けながら、定住促進に向けた取り組みなど、中心市街地の活性化に向けて努力してまいる所存でございます。  次に、市長選挙の私のマニフェストとして、行財政改革の具体策の1番目として、市長を含む特別職等の報酬5%削減を掲げましたが、市長就任後、本市の財政状況の厳しさに直面し、7%は必要でなかろうかと考え、八代市特別職報酬等審議会に諮問し、減額改定の答申を受けた次第であります。  次に、助役2人制度についてでございますが、これは、おくれている新幹線新八代駅周辺の整備、市中心部の大型店舗の閉鎖等に伴う中心市街地の疲弊解消、国際貿易港八代港の5万トンバースの早期完成を目指した整備促進都市計画区域の見直し、国道3号線の4車線化、さらには耐震偽装問題に対する的確な対応など、新市の活力ある都市基盤づくりに係るあらゆる課題に対処するために、市の財政事情厳しい中、市民の皆様のいろいろの意見があることは十分承知しておりますが、あえて決断させていただいたものでございます。  御承知のとおり、国・県及び本市を取り巻く厳しい財政状況の中ではございますが、このような厳しい状況であるからこそ、国との人脈やノウハウの活用、経験、知恵、工夫を最大限に活用し、喫緊の課題に対応することは、何より有益なものと確信しております。  また、その任期につきましては、現在、行財政改革を進めている中での組織の拡大となるという意見もあることなどから、私の1期目に限定し、スピード感を持って集中的に施策を推進していきたいと考えているところでございます。  そのほか、防災対策環境対策を初め、観光や教育の振興のほか、合併などに伴う数々の諸問題の解決は私に課せられた責務であり、最大限の努力を重ねながら取り組んでいかなければならないと思っております。このような認識のもと、いよいよ新八代市の真価を発揮し、元気と活力のある町の実現に向けて邁進してまいる覚悟であります。引き続き皆様方の御理解と御支援をよろしくお願い申し上げます。  次に、最近における幾つかの市政の動向について御報告申し上げます。  まず、ユニオンファッションビルについてでございますが、商工会議所、経済同友会などの各種団体から平成16年5月に市及び市議会に対し、同ビルの活用に関する陳情がなされたところでございます。  市といたしましては、プロジェクトチームを立ち上げ検討を重ね、最終的に昨年の10月に同ビルの用地を更地で取得する方針を決定し、所有者に伝えたところでございます。しかしながら、民間事業者が購入することとなり、市といたしましては大変残念な結果となりました。今後は、中心市街地の活性化につながるよう民間事業者の推移を見守りたいと考えております。  次に、重要課題であります行財政改革につきましては、これまでの旧市町村での行政運営のあり方を総点検し、むだを省くことはもちろん、国の行財政改革や三位一体の改革に対応していくためには、地方における行財政の自立が不可欠であり、過去にとらわれることなく、戦略性のある行財政改革を推進し、めり張りのある行政経営を目指さなければならないと考えております。  そのようなことから、先月、外部有識者で構成する行財政改革推進委員会を立ち上げ、行財政改革の骨子となります行政経営市民参画等のあり方について意見、提言をいただき、必要に応じ所要の調整を加え、速やかな行財政改革大綱の策定に向けて、現在、作業を進めているところでございます。  次に、本年1月、県内の自治体としては初めて、南九州コカ・コーラボトリング株式会社救援物資提供に関する協定を結び、地震や台風などの大規模災害時に災害情報の発信と清涼飲料水の無料提供が可能な自動販売機の設置を行ったところでございます。今回、このような形で民間の企業と協定を結ぶことにより、なお一層本市の防災力が高まり、市民の安全確保に大いに貢献するものと考える次第でございます。  また、先月には、崇城大学との連携協力に関する協定を締結し、相互の人的・知的資源の交流を図り、教育、文化、スポーツ、国際交流、産業、環境、まちづくりの分野などで御協力いただくことになっており、産学官連携による本市発展の大きな力となるものと期待しております。  次に、耐震強度偽装問題についてでありますが、木村建設が施工した建物の耐震強度不足が報道されたことを受けまして、本市で、1物件を除いて、国の助言をいただきながら耐震性の検証を行った結果、耐震性に問題ないことを確認いたしました。しかしながら、1物件につきましては工学的に高度な構造専門家の判断が必要であることから、現在、日本建築防災協会へ耐震性の検証を要請しているところでございまして、結果がわかり次第、速やかに公表いたします。  なお、建物は市民の生活の基盤となるものであり、安全な建物づくりに向けた建築確認審査体制、検査の体制の強化を図るため、構造計算プログラムソフトの導入を行ったところでございます。  さて、本会議に提案いたしております案件は、決算議案1件、予算議案20件、事件議案45件、条例議案26件の、計92件でございます。  決算議案は、平成17年度八代市、千丁町排水処理組合の決算でございまして、昨年8月1日の合併に伴い解散したもので、決算事務が完了し、監査委員の決算審査も終了いたしましたので、認定をお願いするため提案をいたしております。  次に、平成18年度の当初予算につきまして、基本的な考え方並びにその概要について御説明を申し上げます。  国の平成18年度地方財政対策につきましては、歳出では、給与関係経費の抑制や地方単独事業費の抑制を図り、これらを通じて地方財政計画の規模の抑制に努めることにより財源不足額の圧縮を図ることとしたことから、地方財政計画は0.7%の減となっております。一方、三位一体の改革を着実に推進するため、安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の一般財源の総額を確保することを基本として地方財政対策を講じられたところでございます。その結果、定率減税の縮小などの税制改正や景気回復に伴い、地方税収入では4.7%の増加を見込み、地方交付税は交付税改革に伴い5.9%の減の見込みとなっております。  国と地方の三位一体の改革におきましては、平成16年度から平成18年度までの国庫補助負担金改革の合計額は約4兆7000億円で、このうち地方へ税源移譲される額は約3兆円となっており、また、地方交付税改革では、3年間の総額で5兆1000億円の抑制となっております。  国のこのような状況を踏まえ、本市におきましては、昨年8月の合併後、初めての本格的な予算編成となることから、当初予算につきましては、三位一体の改革に伴う国庫補助負担金の削減、地方交付税の減額という厳しい財政状況の中、物件費などの内部的経費や補助金、特別職の報酬など経常経費の削減を図るとともに、産業の振興や防災危機管理対策など、事業の緊急度、優先度を勘案した予算編成を行ったところでございます。  まず、予算の規模でございますが、一般会計では502億8860万円で、実質的な前年度予算と比較しますと3.7%の減となっております。また、特別会計及び企業会計を合わせました予算総額では1009億3177万1000円で、実質的な前年度予算比で2.2%の減となっております。  歳入でございますが、本市におきましては、市税、地方交付税、臨時財政対策債などの一般財源の総額につきましては前年度に比較して減少が見込まれ、また、国庫支出金につきましては、三位一体の改革に伴い大幅な削減がなされ、税源移譲財源としまして所得譲与税が手当てされますものの、削減額までは補てんされない状況でございます。このような状況から、地域経済の活性化を考慮した上で徹底した歳出の見直しを行いましたものの、なお財源不足につきましては、やむを得ず基金の活用を図ったところでございます。  それでは、本年度の主な施策を申し上げます。  まず、産業の振興でございます。  本年度、新規施策としまして、元気が出る産業活性化支援事業補助金の制度を創設いたします。これは、農林漁業者、中小企業者等が行う新商品研究開発、新技術研究開発、販路開拓等に対し、その経費の2分の1、1件200万円を限度に補助するものであります。これは、市内の事業者の元気とやる気を引き出し、本市産業の活性化を促すものであります。なお、これを2年程度の短期間に集中的に実施し、八代の経済の底上げを図りたいと考えております。  また、まちづくり交付金事業としまして、観光・イベント案内板などの整備を行いますとともに、チャレンジストア事業などで商店街の活性化を支援していきます。  次に、本市の主要農産物でありますイグサの振興対策として、イグサ土壌改良資材、草炭、バーク堆肥の投入に対し補助を行い、土づくりを推進いたします。また、いぐさ畳表産地構造改革推進事業では、水管理、施肥診断、泥染め技術の技術実証を実施いたします。そのほか、農業関係では、シルバーリーフコナジラミ対策の粘着テープ購入経費や、農業用廃プラスチック類の不法投棄や野焼き等を防止するための廃棄処理に係る経費などの補助金を計上いたしております。  続きまして、食と農の連携でございます。  農業、教育、保健部門の連携を目指し、食と農の連携会議を開催いたしますが、農業部門では、本年度、食育推進計画の策定のための食育アンケートを実施するとともに、食育フォーラムの開催を予定いたしております。  教育部門では、食育行動計画に基づき、小学校、中学校、幼稚園で、食物を育てる喜びや食に対する感謝の気持ちを持たせることを目的に、土づくり、農作物の栽培、収穫から調理といった一連の食育に関する体験学習を実施いたします。  続きまして、防災危機管理対策でございます。  新市防災計画の策定を早急に進めるとともに、昨年の台風14号災害で泉地区が孤立したことを受け、泉地区に衛星電話5台を設置し、非常時の連絡手段の確保を図ります。さらには、防災行政無線システムの統合を進めてまいります。そのほか、災害時の避難場所への備蓄倉庫の設置や備蓄資機材を配備することなど、あわせて予定いたしております。  また、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律に基づき、本市の国民保護計画を策定いたします。  次に、児童生徒の安全対策としまして、現在、児童生徒の登下校の安全を確保するため、市内各地区で防犯パトロール隊が結成されておりますが、パトロールの際に使用する衣服などを登録団体に配付いたします。あわせて、学校の安全体制の確立のため、安心・安全な学校づくり推進フォーラムの開催も予定しております。  さらには、耐震対策としまして、文政小学校の第2期耐震補強改修工事を行いますほか、小学校、中学校の校舎や、また厚生会館の耐震2次診断を実施するとともに、避難場所である公民館の耐震化優先度調査も進め、公共施設の計画的な耐震補強を進めていきます。そのほか、市庁舎地階機械室や総合福祉センター機械室などでアスベスト改修を行ってまいります。  次に、都市基盤の整備でございます。  平成17年度から着手しました新幹線新駅周辺整備の事業促進を図ってまいります。本年度は、道路整備や公園整備のための用地取得を予定しております。また、南部幹線や緑の回廊線、八の字線などの街路事業につきましても、引き続き事業を推進することといたしております。また、鏡中央地区や坂本地区のまちづくり交付金事業や、八千把地区及び大村橋周辺土地区画整理事業などの進捗を図ってまいります。  続きまして、教育の振興でございます。  学校施設の整備としまして、第五中学校の体育館・武道場の改築事業を実施しますとともに、松高小学校体育館の改築のための耐力度調査を行うことといたしております。  ソフト面におきまして、中学校のパソコン室では、既に生徒1人に対し1台のパソコンを配備しておりましたが、本年度、小学校のパソコン室でも、児童1人に対し1台のパソコンを配備する予定といたしております。  次に、学校支援職員でございますが、学校図書館指導員、特別支援教育介助員、生徒指導員などの学校支援職員の配置を継続しますほか、本年度は、さらに養護学校に医療的ケアを行う看護師を新たに配置することといたしております。
     続きまして、健康福祉対策でございます。  ひまわり苑とおおぞら授産所を一体化した障害者施設整備につきましては、来年度の新築移転に向けて、本年度は用地の取得、造成工事、設計委託等を予定いたしております。  次に、本年度からの障害者自立支援法施行に伴い、支援の必要性を総合的に判定し、障害福祉サービスの種類や提供する量を決定する障害者給付支給決定事業を始めます。これは、介護保険と同様に訪問調査を実施し、認定審査会を開催し、決定するものでございます。  児童手当につきましては、法改正により、対象学年が小学校3年生までから6年生までに拡大されることに伴う予算措置をいたしております。  介護保険につきましては、本年度からの改正介護保険法の施行に伴い、新たに、要支援・要介護になる前の高齢者を対象とする地域支援事業を設け、地域包括支援センターの設置や自立支援に必要なサービスの提供に努めてまいります。  近年増加しております乳がんの早期発見に有効な機器を八代市医師会が導入することに対し、補助を行うとともに、マンモグラフィーを使った乳がん検診の受診率向上を図ってまいります。  続きまして、環境対策でございます。  平成16年度から建設してまいりました浄化槽汚泥等処理施設の整備が本年9月に終了し、12月から本格供用開始となります。これにより、今まで海洋投棄されていました浄化槽汚泥等をこの施設で処理できることになります。  そのほか、本市の廃棄物処理の基本となります一般廃棄物基本計画を策定いたします。  最後になりましたが、昨年の新市誕生から、早いもので8月には1周年を迎えます。そこで、市政1周年記念式典を開催し、合併功労者等表彰及び地域伝統芸能まつりを予定しております。また、時期は前後しますが、1周年記念事業として、全国巡回ラジオ体操、NHKのど自慢、全日本男子柔道強化合宿、全国ソフトバレー・シルバーフェスティバルの開催も予定しております。  以上が、平成18年度の予算編成の考え方と主要な施策の概要でございます。  続きまして、あわせて上程いたしております、平成17年度の一般会計及び特別会計の補正予算でございます。  一般会計補正予算では7億9100万円を追加し、予算総額を460億6410万円といたしております。  主な内容でございますが、市庁舎地階車庫・書庫の石綿除去工事やハウスリース事業などの追加をいたしております。  また、決算見込みによる事業費の過不足額について、それぞれ所要の調整をいたすとともに、年度内の完了が困難と見込まれる事業につきまして、繰越明許費の設定などを行っております。  このほか、老人保健医療特別会計では2億5000万円の追加を、公共下水道事業特別会計では2億2780万円を減額いたしております。  平成17年度の一般・特別・企業会計の予算総額は、855億0495万3000円となっております。  以上が、予算関係についての説明でございます。  続きまして、議案書その1の事件案件について説明いたします。  まず、議案第22号の専決処分の報告及びその承認については、北天草衛生施設組合の解散に伴う熊本県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の一部変更について、平成17年12月28日に専決処分しましたものを議会に報告し、その承認を求めるものでございます。  議案第23号の専決処分の報告及びその承認については、平成17年度八代市一般会計補正予算・第3号により、木村建設関連構造再計算委託料570万円について、1月23日に専決処分しましたものを議会に報告し、その承認を求めるものでございます。  議案第24号から議案第50号までは指定管理者の指定についてでございまして、公の施設の管理に民間の能力やノウハウを幅広く活用し、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることを目的として、市内27カ所の公の施設について、地方自治法の規定に基づき指定管理者を指定しようというものでございます。  議案第51号の八代市過疎地域自立促進計画の策定については、平成17年度から平成21年度までの八代市過疎地域自立促進計画の策定について、過疎地域自立促進特別措置法の規定に基づき、議会の議決を得ようというものでございます。  議案第52号の深水辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について、及び議案第53号・辻辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定については、平成18年度から平成21年度における深水辺地及び辻辺地に係る公共的施設の整備事業についての計画を策定するもので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、議会の議決を得ようというものでございます。  議案第54号の熊本県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び規約の一部変更については、合志市、和水町及び天草市の熊本県市町村総合事務組合への加入等により、同組合の規約を変更しようというものでございます。  議案第55号の市道路線の廃止については、鏡町新屋敷地区における農林水産省所管の経営体育成基盤整備事業の実施に伴い、道路法の規定に基づき、議会の議決を経て5つの路線を廃止しようというものでございます。  議案第56号の訴えの提起については、清水町において、八代市所有の公衆用道路の一部をみずからの土地であると主張し、道路にペンキで線を引くなどしている者に対し、境界確定請求事件訴訟を提起しようというものでございます。  議案第57号から議案第64号までの訴えの提起についてでございますが、これは市営住宅家賃長期滞納者等に対し、家屋明渡等請求事件訴訟を提起しようというものでございます。  議案第65号の契約の変更については、平成17年6月24日に議会の議決を経ました契約の内容の変更について議会の議決を得ようというものでございまして、その内容は、麦島中継ポンプ場築造土木工事について、契約金額を1億7325万円から1億7526万3900円に、201万3900円の増額変更をしようというものでございます。  議案第66号の八代生活環境事務組合規約の一部変更については、組合議会の議員の選出区分について、八代市、氷川町それぞれ5人であったものを、八代市7人、氷川町3人に改めるものでございます。  次に、議案書その2の条例案件の説明をいたします。  議案第67号の八代市助役定数条例の制定については、さきに触れましたとおり、八代市の施策を推進するため、助役を2人置くことについて、地方自治法の規定に基づき条例を制定するものでございます。  議案第68号の八代市長等の給与の特例に関する条例の制定については、八代市特別職報酬等審議会の答申を受け、平成18年4月1日から平成21年3月31日までの期間、市長、助役、収入役、常勤監査委員及び教育長の給料月額を100分の7減じた額とするため、条例を制定するものでございます。  議案第69号の八代市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正については、給料表自体の級及び号給の構成を改め、給料月額を平均で4.8%引き下げるものでございます。  議案第70号の八代市職員退職手当支給条例の一部改正については、在職期間中の貢献度をより的確に反映できるよう、職務内容による調整を加えて算定するなどの制度の見直しを行うものでございます。  議案第71号の八代市職員等の旅費に関する条例の一部改正については、平成18年度予算編成方針において、行政改革の一環として5%減額が打ち出されたことにより、県内旅行の場合の日当について見直したものでございます。  議案第72号の組織機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については、本年4月1日から実施いたします組織機構改革に伴い、八代市部設置条例などの12の条例を改正するものでございます。  議案第73号の八代市国民保護協議会条例の制定については、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、いわゆる国民保護法の規定に基づき条例を制定するもので、本市の附属機関として設置する八代市国民保護協議会の組織及び運営に関し、必要な事項を定めるものでございます。  議案第74号の八代市国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例の制定については、国民保護法の規定に基づき、本市の内部組織として設置する国民保護対策本部や緊急対処事態対策本部に関し、必要な事項を定めるものでございます。  議案第75号の泉村区長設置条例の廃止については、18年度から、市政協力員、区長及び嘱託員についての取り扱いを統一するため、条例により暫定施行しておりました旧泉村の区長設置条例を廃止するものでございます。  議案第76号の八代市営駐輪場条例の制定については、市内5カ所の市営駐輪場の設置及び管理に関し、必要な事項を定めるものでございます。  議案第77号の八代市交通災害共済条例及び鏡町町民交通災害共済条例の廃止については、18年度から新交通災害共済制度が発足するに当たり、暫定施行しておりました旧八代市、旧鏡町の2つの条例を廃止するものでございます。  議案第78号の坂本村交通指導員設置条例等の廃止については、18年度から交通指導員について取り扱いを統一するため、暫定施行しておりました旧町村の交通指導員設置条例を廃止するものでございます。  議案第79号の八代市都市計画下水道事業区域外流入受益者分担金条例の制定については、公共下水道の事業計画に係る認可区域外の区域から、認可区域内の排水施設に汚水を排除する場合における分担金の徴収等について定めたものでございます。  議案第80号の八代市下水道条例の一部改正については、下水道法の改正に伴う引用条項の修正でございます。  議案第81号の八代市斎場条例の一部改正については、八代市の設置する斎場と八代生活環境事務組合の設置する斎場の使用料について、八代市、氷川町及び八代生活環境事務組合とで協議の上、これを統一するものでございます。  議案第82号の八代市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正については、一般廃棄物の処理を行う八代生活環境事務組合設置のクリーンセンターの所在地について、宮原町から氷川町に改めるものでございます。  議案第83号の八代市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の制定については、障害者自立支援法の規定に基づき、審査会委員の定数等を定めるものでございます。  議案第84号の八代市泉地域福祉センター条例の一部改正について、及び議案第85号の八代市五家荘デイサービスセンター条例の一部改正についてにつきましては、介護保険制度の改正により、従来の生きがい対応型サービスから、筋力トレーニング、口腔ケア、栄養改善を軸にした介護予防サービスへと転換されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。  議案第86号の八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正については、八代市立鮎帰保育園の廃園に伴い、条例を改正するものでございます。  議案第87号の八代市介護保険条例の一部改正については、八代市介護保険事業計画等策定・評価審議会の答申を受けて、平成18年度から平成20年度までの第1号被保険者に係る保険料を改定しようというものでございます。  議案第88号の八代市国民健康保険税条例の一部改正については、国民健康保険税の分割納付における各納期の金額の格差を平準化するため、条例を改正するものでございます。  議案第89号の八代市立小学校設置条例及び八代市社会教育センター条例の一部改正については、八代市立久多良木小学校を廃校し、八代市久多良木社会教育センターとして位置づけるものでございます。  議案第90号のサンライフ八代条例の一部改正については、会館使用料について、他の類似施設との均衡を図るとともに、従来貸し出しを行っていなかった旧トレーナー室を新たに小会議室として貸し出す旨定めるものでございます。  議案第91号の八代市企業振興促進条例の一部改正については、市内に工場等を新設する民間事業者に対する奨励措置を充実させ、自動車工場等への対応を可能とするため、条例を改正するものでございます。  議案第92号の八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正については、障害程度区分認定審査会委員、交通指導員及び市政協力員の報酬について定めるとともに、その他の非常勤特別職の職員の日額報酬6200円を5900円に改めるものでございます。  以上で各議案の説明を終わります。  今回提案しております議案につきまして、よろしく御審議の上、何とぞ速やかに御賛同くださるようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(山本幸廣君) 以上で提出者の説明を終わります。            ───────────────────────── ○議長(山本幸廣君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております案件のうち、議案第67号の1件については、この際先議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 ○議長(山本幸廣君) 議案第67号の1件を問題に供し、これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、これを許します。  笹本サエ子君。 ◆笹本サエ子君 市長にお伺いします。3点です。  まず、助役2人制について、法定協での取り扱いはどのようになっていましたか。  2点目、九州の中で、人口10万から20万の市で助役2人制をとっている自治体があったら、自治体名を示してください。  3点目、助役1人ふやすことで財政負担はいかほどになりますか、お答えください。 ○議長(山本幸廣君) 市長坂田孝志君。                  (市長坂田孝志君 登壇) ◎市長(坂田孝志君) 助役2人制について、法定協での議論についてでございますが、承りますと、分科会の中で、現在──その当時ですね、旧八代市においては助役2人を置くことができると、そのようにあったということであるので、それをどうしようかという議論があったそうでございます。それで、助役を置くということはですね、法律上決まっていることなので、特別にですね、特別に条例を設ける必要はなかろうと、助役2人を設ける際には議会に諮って条例を制定すると、そのようなことに話がされたと、分科会でそういうなされたと、そういうふうに伺っております。  九州内における人口10万から20万の助役2人の状況でございますが、聞いております中に、鹿児島県の霧島市、12万7000人ぐらいの人口かと思いますが、そこに助役を2人置いてあるということを伺っておりますし、九州圏内では、人口10万にも満たないところで、合併という事情もあって助役を2人置いておるところが17市あると伺っておりまして、長崎県の島原市においては、3万9000人程度の人口でございますが、助役2人、収入役も置いてあると、そのように聞いておるところでございます。  費用の方でございますが、今度の給与の減額の改定をお認めいただきますと、助役で年額、期末手当等を入れました場合に1084万円程度かかるのではないかと、このように伺っております。  以上でございます。 ○議長(山本幸廣君) ほかにありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(山本幸廣君) この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案1件については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、これを許します。  笹本サエ子君。                  (笹本サエ子君 登壇) ◆笹本サエ子君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  日本共産党の笹本サエ子でございます。  議案第67号・八代市助役定数条例の制定について、反対の立場から討論を行います。  助役2人制問題は市民の関心も高く、私のところにも、「助役を2人にする理由を明確にしていただきたい」、「財政が厳しいので特別職の報酬を引き下げることは高く評価しているが、今回の助役2人制について、市長は何を考えてるのか理解できない」などの声が届いています。  私が助役2人制に反対する理由の1つは、市民の暮らし、福祉、教育にかかわってきた各種団体の運営補助金、106団体3300万円が削減される一方で、助役を新たに1人ふやすのに1000万円使うということに市民は納得しないと考えるからです。削減される団体運営補助の中には、母親クラブ補助金、宮地小学校、高田分館、児童館3カ所で、56万7000円が全額削減です。これまで八代の発展を支えてきた高齢者の皆さんのための敬老会運営補助金は103万4000円の削減です。八代市環境自治会推進協議会活動助成金も247万削減です。これらの補助金を削られた市民からすれば、自分たちは助役1人をふやすための犠牲になったと思われるのは当然ではないでしょうか。  2つ目は、新しい八代市を誕生させる合併協議会の人事管理分科会では、助役は基本的に1人であるという認識から、条例制定は行わなかったとあります。今回の助役2人制は、大合併の協議の経過を無視したことになります。  3つ目は、中央とパイプをつなぎ、助役2人制を導入したら、新八代駅周辺、また中心市街地の開発や港の整備が進むと言えるのか、私は疑問です。新聞報道によると、「国や県の台所も火の車。中央官僚を助役に迎えても飛躍的に市の事業推進が図られるのか、疑問だ。時代遅れな「国や県とのパイプ」にすがる発想はやめ、社会的弱者にもっと目を向けるべきではないか。ハートと市民の信頼を失うことだけはないように、と願う。」と指摘されています。私もそのように思います。  4つ目は、人件費削減と組織スリム化という市長の公約にも逆行することになります。同じように、先ほど市長も言われましたが、助役2人制にした鹿児島県霧島市では、まず4役の給与を20%、約1000万円、4年間で3900万円削減した上、収入役を置かずに助役2人制を提案しています。  なお、17市あるとおっしゃいましたが、私どもの調査ではそのようになっていませんので、私の方でももっと精査をしてみたいと思っています。  八代市の財政も厳しいということから、「市民に“我慢”を求めた」と新聞報道にありますが、若さと行動力と決断力のある市長、あなたが2人分働いて、市政の発展に努力すべきではないでしょうか。  以上で反対討論を終わります。 ○議長(山本幸廣君) ほかにありませんか。
                     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議案第67号・八代市助役定数条例の制定については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                    (賛成者 起立) ○議長(山本幸廣君) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。            ───────────────────────── ○議長(山本幸廣君) 日程第2から日程第67まで、及び日程第69から日程第93までの91件の議事をしばらく中止いたします。            ───────────────────────── △休会の件 ○議長(山本幸廣君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明3月3日、及び同6日から同7日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── ○議長(山本幸廣君) 日程第2から日程第67まで、及び日程第69から日程第93までの91件の議事を再開いたします。            ───────────────────────── ○議長(山本幸廣君) この際、お諮りいたします。  本91件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明3日から同7日までは休会とし、次の会議は3月8日定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明3日午前10時までに発言通告書を御提出してください。 ○議長(山本幸廣君) 本日はこれにて延会いたします。                 (午前11時16分 延会)...